臺湾巡り 2012.10 4日目 (1/2)

4 日目です.
きょーも,いーてんき.

注) « が当エントリー内で触れているアイテムです.
なんか食べネタばっかり...

心躍る臺北での朝ご飯!
そう! それはフーハン.
早起きフーハン.'阜杭豆漿' っ.

mrt板南線は '善導寺站' 降りて,5 番出口.
何度も伺っているので,もうガッチリ長期記憶 (笑

電車を下り,大解放のハヤルキモチに引きずられるまま,出口の階段をわらわらと昇るわけです.

と,目の前に広がっていたものは,

すんごい列.
"....."

今日は止めよ,と踵を返す.
実に速攻即決 (笑

どんな人達がこんな列を作っているのかを想像すると,正直あまりいい気がしない.
複雑...

ふたたび 5 番口にもぐります.

毒を吐いてやりたいが...ぐっとこらえ (笑
まぁ日曜だ,というのもあるか,
なんて自分を納得させ...

食,朝ご飯,'佳香點心大王'

改札へ戻りながら
臺北で行ってみたい朝ご飯屋さんをプロットしたマイマップから
チャキチャキ計算.

食べたいアイテムでまずフィルタリング.
さらに,現在位置からアクセスに割と無理のないお店を,と
善導寺站を立ち位置に,
お店達の位置のプロットが見せる相関で mrt 係数 (笑 を淡水線で引き...

この中で最も近いお店,と決定.

淡水線に乗りますよ.

ところが車内で,
"折角だからなかなか行けない所の方が面白くない?",となり,
何と! (笑 最も遠い所に位置する,勿論行ったことのないエリアに位置するお店に変更.
こういうのだいすき.

でコチラ..

'佳香點心大王' ってとこ.

mrt 新店線 で 景美站.

2 番出口を出たら,出口背中に左へ道なり.
行った時,2012 年 10 月時点,こんな画になってます.

しばらく行くと,十字路右側に立つファミマが見えてきてます.
このファミマの向かいにあります.
站から歩いてきた方向で見ると,右にファミマ,左に '佳香點心大王' となりますね.

結構,こじんまりした佇まいのお店ですが,
お店の前は,地元のっぽいお客さん方が列をなしております.
オーダーは
列に並ぶと列先頭の頭上側へこんな感じでメニューがあるので,
このメニュー看板を指させば良いかと.

自分の番が来るまで,
アタフタしないよう,指差すアイテムの位置を確認.

オーダーは,オーダー票への記入方式ではなく,
お店の人へ,口頭で.

ゼスチャーですが店内で食べることを伝えると,テーブルに通されました.
席は,外から見ると,そんな多くない印象ですが,
さらに左のゲートくぐった奥にもあるみたい.

鹹豆漿

実は最初一度決めかけた候補店というのは
コチラとかコチラ見させていただいていて気になっていた '盛園豆漿' ってところなのですが,
この '佳香點心大王' の 鹹豆漿 は,もうひとつの候補であった '盛園豆漿' のソレよりイケテル,という話をも目にしていたのもあって,
'佳香點心大王' のチョイスを fix させた裏のストーリーもあったりします.

糊椒餠 夾蛋

卵を挟んだ胡椒餅
これが最大の目的.'糊椒餠 夾蛋'.

胡椒餅というと,中身が餡としてお肉ものが入るものだと思っていますが,
その中身に,おちらは卵,思うに蛋餅みたいなもんだと思ってもいいかな,が入っているという.
正確に言うと挟まっているとなるのかもしれませんが.

胡椒餅をもって,臺灣の食文化の扉を開く鍵とした自分にとっては,とても興味のあるもの.

特に気になっていたのは,
中身が,"肉の餡に加えさらに卵" なのか,それとも "肉と取って代わって卵のみ" なのか.

後者だったら正直,'厚餅夾蛋' なる料理とそう変わらないものだったりしない? なんて思ったりしていたので,
個人的には前者の "肉 + タマゴ" を期待していたりしてた.

あまり食べ物をゴニョゴニョいじくり回たりするのは,
はしたないし,そもそもやってはいけないような事の気がしたのでキチンと把握できませんでしたが,
どうもお肉もの系は入っていなかったような...

'厚餅夾蛋'は,'阜杭豆漿' で食べたことあるので,それ基準で捉えてますが,
正直決定的な違いを知るところまではなく.

生地の食感が違うかも? とは思ってみたけど,
'阜杭豆漿' で見る行程見ると,同じように生地は窯で焼き上げているから,
生地の店ごとの個性レベルの問題とも言えるし...

違いはどこから来るの? と考えると息苦しくなってきたりします.
モノとしては同じで行程に違いがあるようなもの?
入っている材料含め,食べ物,そのものの違いである?

う~ん
そんな意味でも,もう一回食べてみたいものであります.

本当に猫に小判というかブタに真珠というか,
楽しみ方を知らない自分が悔しいです (笑

どなたかご存知の方いらっしゃったら教えてください.ほんとに...

小龍包 半籠

そして多くの方絶賛の小龍包.

味...またです,やってしまいました.
食べるほうに夢中で orz.

精算は,テーブルでしてくれました.
注文を記入した伝票持ったお店のおばちゃんがテーブルまで来てくれます.

ところで不思議なのが,こちらのお店,日本の方のサイトばかりが引っかかるのですが,どうして?

店を後にしもちろん,街をプラプラしてみることに.
出てきた駅の出口の大通りを挟んで,向こう側にとても賑やかな場所があります.

寄り道,景美の朝市

何の前知識もなくこちらに来たので,
飛んで火に入る夏のムシさながらに賑やかな所へフラリと足を踏み入れてみる.

何か朝市みたいです.
路の両端にお店が出て,人が歩ける幅は狭く,真っ直ぐなんて歩けない.ぶつかりながら避けながら.
んごい活気.

人がまともに歩けない程なのですが,
その活気と,物珍しさあって実に楽しい.飽きない.

売っているものは,印象として,食べるもの系が中心.
野菜が,魚が,お肉が,...時に乾きモノとかお菓子もある.
お洋服とかも売っていたり.

すごいのは食品.
特に肉,魚あたりは 1 匹/羽 まるごと,とか大きな塊とか,とにかくサイズがでかい.
こんなの普通のお家で食べきれるレベルじゃないでしょ,ってくらい多くの人が買っている.
もしかしたら夜市でお店出しているような人達も利用するのかもねぇ,なんて話しながら...

と,
ひと通り突き抜けて,自分たちの観ている所が 景美朝市 だってことがはじめて分る.
確か夜市で聞いたことありますね.

コースを変えながら 2 往復くらいしたかしら.

今度は是非,夜も来てみたい.
今まで特にそそられる夜市ではなかったけど,興味がグンと高まるわけです.

mrt に戻り, 景美から 台電大樓站 で途中下車.ここから色々散策して '華山1914文創園區' くらいまで歩くことに.

途中,迷いながら...

ツマミながら...

後で知ることになったのですが,この歩いていた一体って '康青龍' って言うエリアらしいのね.
しかも初めての臺灣旅行のとき,行けなかった '小白兔唱片 white wabbit records' もこのエリア言うじゃない orz
無知って損だわっ!

また機会があったら改めて行きたい!

食,お昼ご飯,'盛園'

途中でこの辺りにあることを知り,無理やり足を運ぶことに.

思った以上の距離と,暑さからくる軽い後悔を覚えつつ,
お店の前にやっとこさ到着.

と,着いたら着いたで,何とランチ時っ.
とんでもない数の待ちが入っている.

待つか否か,とても迷う.

ちょっとアレな思いをしてまで迎えた結果にタダでさえ軽く苛立っている中,
相方がこの段階になって何の不貞腐れか「あたしゃ食わないけど」と言う姿に,遂にコイツやっぱマジメンドクセー汁でパンッッパンに (笑...
その反動を原動力に,嫌がらせ半分でも良しと食べていくことに (笑

臺灣に来て,とうとう,待ちリストに自分の意志で名前を記入する,ということをやりましたよ.... 日本でもやったことないのに (笑

漢字は,言葉の壁もあってちょっと怖いので,分からないですよアピールも込めて,英表記.

カウンターにいらっしゃる如何にもボスっぽいお母さんに近づいてゼスチャーで何となくアピールすると理解していただけたようで,
オーダーを入れる紙を頂けた.

お目当ては,鮁魚焼賣 というもの.
何やら和名では「ナンヨウアゴナシ」という白身魚,一説にサワラとも,を素材とした小龍包とのこと.いかにも美味しそうでしょ?!

と,オーダー票みると,...ないっ!!
似たようなもので,'鯛魚焼賣' ってのあるけど,字面ではいかにもタイだけど,
もしかして漢字の表記上の違いとかで,臺灣では '臺灣では "鮁" を "鯛" とも書いたりして,実はこれだったり? とか,その魚が未知の魚である分,今思えば変なこと考えたり...

まさか '鯛魚焼賣' じゃないよね,と心配しながらも,
もう無いのだろう,と踏んで,別の選択をしておくことに.

こういう時は,原点回帰で,
装飾がついたものではなく,オリジナルまたは一番ノーマルなものを,と '上海小龍湯包' を 1 人分,とマーク.
たった 1 人分.
あらゆる意味で "たった" 1 人分.しかもよりによって一番安い...
お店の人には悪いかもなぁ,と思いながらも.

ほんで,お店の人に呼ばれ,テーブルに招かれた後,そこでオーダー票を渡すのですが,
この時,直接筆談で聞いてみた.せっかくだしきちんと.
そしたら,妙に困った顔されて「モーナイ」って言われる....いやいやこちらこそ,無いメニュー聞いちゃってごめんなさい.

あぁ.もーふんだりけったり.
完全にしくじった...参照先のエントリー日が 2006 年と言うのは途中から気になってはいたのですが,よりによってココでかと.orz

実は,こんな内容の注文なだけに,
オーダー票を見た時のお店の人の反応も心配していたのですが,
悪い顔をみじんも見せず,むしろすんごい笑顔で対応してくれた.

やっぱ,臺灣いい! と思った出来事のひとつとして,これも忘れられない.
救われた気分.

オーダーも無事入れて,
見渡すと,箸や取り皿から調味料まで用意されたコーナーがあるので,頼んだモノが来るまでにタレとか薬味等を用意.
お茶は持ってきてくれるけど,テーブルのセッティングはセルフ.

そういえば,調味料コーナーでも,ニアミスしたお客の叔父ちゃんに,日本から来たの? ってなこと聞かれた.
分るもんなのかね.不思議.
そして今思えば,気さくに声を掛けてくる,という,そんなところもいいな,と思う.

来ました. '上海小龍湯包'.

うん,見た漢字通り,あっさり.
小龍包は,気の利いたコメントができるほど,食べてないから何とも言えない orz
評価の切り口は,味のどんなところ? 皮? 肉汁? ... うーん.
漫然と食べないで,これからきちんと食べよ.

独りで全部,ペロリと食べましたよ.
一個,あげたけど.

あそうそう.食べ方.
外にも席がひとつあって,しかも出入り口!,そこで食べているお客さんの食べ方見ていて「ふ~ん」って思ったことがありました.
レンゲにイッコのせて,箸で潰して,レンゲを汁でタプタプにして食べてた.
そのまま口に運んで,上島竜平氏よろしく「アチチ」言って時には火傷しながら食べてたけど,そうじゃないんだ.

また行きたいな,と思った.
今度は余裕のある帯で,ゆっくりと色々食べたい.

朝は '盛園豆漿' で,ココはしご,ってのも良いな,楽しそう.
欲張りだけど.

食,おやつ,beer!!

結局 '華山1914文創園區' に来ました.
初めて臺灣に来た時も,ココ来ていて,確か '1914 Connection' って店で,
探していて諦めかけた '壞女兒 (bad daughter)' というインディーバンドの音源に出遭えた思い出の地でもある.

でココに来たら必ず寄るお店がある.
それは 'AlleyCat's Pizza'.

名の通り,ピザレストランで,さらに名の通り,店内にぬこがうろついている.

そして,一度もピザを頼んだことが無い (笑
というか食事をしたこともない.

何しに来るか,というと,
ぴうがるでん :)

大好物のヒューガルデンを飲みに来る.
それだけ.

「just drink!」とハッキリ言って入る.
もちろん店の人は,怪訝そうな表情で対応してくれます.アカラサマニ,ショウジキに
しかも,対応も悪くなるみたいです.(笑

詳細は省くとして :)
可愛い顔して,信じられないくらい思い切ったことをしてくれます (笑
ある意味,正直すぎる,と言えるかもしれません.

でも,"まぁこういうことして来るだろうよ" なアウェーに入る感じで構えて入っていたので,あんま腹立たなかった (笑

ということで,ぴゅーがるでん,勿論デカい方頼んで 250元.
ヒューガルデンは日本ではいつも近所のビレバンで飲むのですが,驚くほど変わらないけど,安いことは確か.

んまがった,満足.

にしても,臺灣の人はピザ好きなのね.
ピザ屋さん,多いね.
胡椒餅とか粉もの系の臺灣料理を見れば,それもわからないでもない.
自分は,ピザより胡椒餅だけど.

あとアレね.気になったんだけど,
臺灣の方,いわゆるビジュアル系が人気なん? 流行っているの?
...何か,がっかり.痛いしwww それダケは止めとけって...www

食,おやつ,'家郷水餃館'

お互いの行きたい所がアンバランス,ということで個人行動をとることに.

つくづく,自分は団体行動ってダメなんだな,って思う :P

で何をしたかったか,言うと!
前々回かな? ... これも無知が故につまらない思いをし,ひどく悔やんだ '家郷水餃館' へ足を運ぶことに!

キニナルキモチを確信に変えてくれた【目指せ!台湾マイスター】北方小館ではとても高い評価なのに,
覗いてみると,お客さんは中年の女性一人.
食事時ではない,とはいえ静かすぎる.
なぜなら前,その時は偶然でしたが,来たときも誰もいなかったもの...

とはいえ,
並ぶの嫌い,待つの嫌いな性分にとっては嬉しいシチュエーション :)

お店に入って適当な席につくと,スタッフの方が注文票とペン,そしてレンゲを乗せて小皿を持ってきてくれます.

お目当ては,'牛肉煎餃' と '蝦仁水餃'.
ところがオーダー票に,'牛肉煎餃' にあたるアイテムが見当たらない.

迷ったけど,
食べ過ぎてるもんなぁ,と思いがよぎったのと,
"にも関わらず" 笑) 可能であれば, もう一軒気になる店にも行きたいと欲張っているので,時間も考えて頼むのは一品にすることに.

オーダーは 10 個単位? なのは知っていたので,"一" と記入したら,そうではなく "10" と書くらしい.
10 個というのは,単位じゃなく,最少の個数みたい.

商品はその場で作っている.
食べる所から,その様子が見える.

調味料は,醤油と何か酢が黒と白があるみたい.
黒酢っぽいのは,てっきりラー油かと思ったらしょうじゃないみたい.
で,豆板醤がある.これは,餃子に使うためではないのかもしれないけど...

スタッフさんの眼を盗んで,お店の様子,特に本当に '牛肉煎餃' が無いのかを把握したかったのもあり,
壁に貼られているメニューボードの写真を撮っていたら,
スタッフの一人のおばちゃんが,お店のカードを持ってきてくれた.
ありがとうございます.
# そんなに目立っていたのね...(笑

その時のおばさん,とってもいい笑顔だったのが忘れられない.

で.きたよん.

蝦仁水餃

水餃子がうんまい,と思ったのは,寧夏夜市で食べた '馥陽鍋貼水餃專賣店' と 六合夜市での'方記水餃' で,
それにくらべると,皮がしっかとしてる感じ.

実は '馥陽鍋貼水餃專賣店' の方はもう細かい記憶ないので,ダメじゃん,'方記水餃' でしか話せないけど...

'方記水餃' の水餃子って,確かそう皮が厚い印象は無くて,食感がチュルンでプリンって感じ.
対してこちらのは,モチモチでピットピトのプリプリ,って感じ....何って貧弱な表現力 orz

ちょっと危険な例えかもしれないけど,
'方記水餃' が素麺なら,'家郷水餃館' のは饂飩,って感じ.

もちろん最初は何もつけずに,なんだけど,
期待を裏切らない.おいしい.

で,エビは,まさに餃子のサイズでしっかりと 1 匹が,ゴロっと入っていますよ.
エビの存在は,結構インパクトがあります.
ちょっときれいじゃないけど,割ってみた画を押さえてみましたので...

と食べていたら,スタッフの人が近寄ってきて,だまぁって一個皿に置いてった.
食べていた自分,顔をあげたら,これまたニヤっとされて (笑
サービスしてくれた!!
嬉しい,ありがとー!! と,アツアツを頂こうと,皿にあった餃子の中で一番最初に食べた.

ごちそうさま.

あのね,自分が言うのもなんですが,
来たら写真なんかとってないで,あっつあつのうちに食べるべきです.

食,おやつ,'阿宗麵線'

で '家郷水餃館' に向かう途中,今回の旅行でどうしても体験したかった料理のひとつ,麺線で行ってみたいとチェックしていた店舗の支店が近くにあることを知ったわけです.

時間的に行けそうだったので足を運ぶことに.

お店へ向うにつれ気づいたのですが,star hostel の近くなのね.
ホステルの行き来でいつもつかう mrt の出口の近く.
ということは,幾度となくお店の前を通っていたという事.

灯台元暗し.

店頭で作っているスタッフの一人にオーダーして ok.
精算して貰っている間,他のスタッフがよそってくれる.

小 45元.

やっぱり,鰹でいいと思う.
先日食べたのと同じ系の味がする.
合っているんじゃないかな,と思いますよ.食べ進むんで気づくと,ヘリにちらほら張り付いていたのも鰹節っぽかったですし.

麺はもっと細いものかと思っていたら,そうでもなく.
想像していたのは,ビーフンあるいは太くて春雨くらいでしたが思いのほか太さがある.
食べてすぐ思い出したのが,白石温麺.自分の中では,これによく似た印象.白石温麺をちょっと長め茹でて,スープに入れて煮た,という感じ.

「ないのかなぁ〜」と思っていた調味料,実はあって,帰るとき初めて気づいた orz
しかも,レジの近くで,席に着くまでに通っていた筈.
申し訳ない気がしたので,さらっと撮影.

あと,食べた後は,容器を捨てる所が在るのでそこに捨てるしすてーむ.
分かんなくてそのままテーブルに置いてきてしまって,気づいたら,お店の人が捨ててくれた.すみません.

勝手なイメージですが,
こういうソウルフード屋さんに,お若いお嬢さんが結構,しかも独りで来てるのがいいなぁ,と思いました.
日本だと,こんな粋な風景ありえない.