大分県大分市 2015.12 - 1 日目
一日目のアウトラインはこんな感じでした.
- 大分空港着
- 観光『国東半島芸術祭 - 岐部プロジェクト』
- お昼ごはん『レストラン美浜@道の駅 くにみ』
- 観光『国東半島芸術祭 - 香々地/並石/成仏プロジェクト』,より道『道の駅 くにさき』
- 大分市着,『ダイワロイネットホテル大分』
- 晩ご飯『かみ風船 中央町店@大分市』
大分着!! ... からの出発までに 1 時間強
ほぼ定刻通りに羽田を出発したのですが,約 10 分,15 分だっけ?,ほど遅れで到着.それでも 10:00 前.
途中,それはサービスで貰ったホットコーヒーを口にするのが怖い程の結構な揺れか何度もあって.やっぱりあんまり気分の良いもんではありませんね.
大分は,雨.
そのせいもあってシッカリと寒い.都内に居た時と全く同じ服装.外気に触れればそれでも凍えるくらいの寒さ.
空港に着いて荷物をピックし初めにやらなくてならない事は,手配していたレンタカーを受け取る事.
これが全くの予想だにしていなかった展開で,この旅行で最も気分を悪くさせられたイベントでした.
今回利用したレンタカー会社は空港敷地内の外にあるらしく,これはどの会社もそのようなのですが,この段階でいきなり途方に暮れます(笑.
ここで実際の会社名,述べても良いかな.今回利用させて頂いたのは『スカイレンタカー』という会社.
各社の社名を掲げた大きめの車両がバンバン循環しています.
そんな外の様子を見れば,それらが送迎用の車両で,ある程度の勝手は想像できたので,そんな要領で自分たちが手配した会社の車両を待つことに.
...が,一向に現れません(笑
自分が見逃しているだけなんだろうと言い聞かせ,雨降る寒い外に出てジッと目を凝らすも,その傍で他の会社を利用している方々はピョンピョンと拾われていきます.何か自分だけが,違う時空にいるような気分にまで(笑
とそんなこんなで,色々と信じがたい対応を乗り越えながら(笑,手配したレンタカーを走らせられたのが空港到着 1 時間以上経ってのこと,という有り様(笑.
まさかこれに 1 時間強を費やすなんて想像もしておりませんでしたよ.
これにはお互い大笑い.もちろん自嘲的に.
せっかく朝早い便で来たのに orz,ね.
でもって,車内はゴミだらけ,と(笑 出発して助手席にいたその人の手には,前の利用者のであろうゴミが次から次へと...あぁ.
利用するレンタカー会社が スカイレンタカー大分空港営業所 を引いてしまった方は注意された方が良いですよ.
とにかく,空港を降りてから車を受け取るまでの時間をかなり多めに見ておいた方が良いかもしれません.特に時間刻んで動くようなスタイルで旅行をするのならば,この誤差は絶対に予め変数に入れておかないと大変な事になると思われます.それも,"かなりの" 余裕をもって.
いわゆる "普通の感覚" ではだめ,です.
それは想像を絶するものであったりしますよん(笑
あ,そうそう.
一応,スカイレンタカー大分空港営業所 を利用する際のお作法,記載しておこうかな,思います.;
- ピックアップ場所は,空港出て右側 "端" です.
それも "か な り" の端になります.確か自動販売機と喫煙者用の灰皿があったと思います. - 送迎車の停車スペースがあっても何故か屋根がない程,端の外れた場所で待つことが殆どです.
一般常識に囚われてはいけません.また天気が悪い場合は,傘と心の準備をしておくと良いでしょう. - 【重要】ピックアップのスタッフは「お客を探す」と言う一見常識的なフツーの事は "一切" しません.
客側自らアピールをしなければなりません.- 例えあなたの傍にいらっしゃる他の会社の利用者さんが屋内で悠々と待っていようとも,絶対に真似してはいけません.
そんなことしようものなら,彼らは見事なノールックテクニックをもって,正確にあなたの目の前を華麗にスルーしてくれます. - 信じられないかもしれませんが,走ってくる車を止める為に積極的かつ能動的に外に出,信じられないかもしれませんが,全くの面識がないスタッフ (アルバイト) さんを探しましょう.
- 例え心が痛んだり折れるようなことがあろうとも,そこで絶対諦めてはいけません.やるのです.そして,あなたを信じてください.出来ます.
- 例えあなたの傍にいらっしゃる他の会社の利用者さんが屋内で悠々と待っていようとも,絶対に真似してはいけません.
- そうやってあなたが客さんであることを確認出来ても,スタッフはすぐに送迎してくれない事もあります.
巡回用の車両は 4 - 5 人のようで,何故かお客さんの人数に対し捌ききれない車両サイズ 1 台で運用しています.何も言わず知らない振りして,すみかに頼りない紙製の番号札を受け取っておきましょう.
ここで心折れてはいけません. - 無情にも送迎対象枠外になったとした場合の話,送迎車両に乗れるまで,あなたのロックオン状態を絶対解除してはなりません.
例えエントリーを済ませ,免罪符 (番号札) を持っていようとも,です.- つまりこう言う事です.スタッフ側ははロックオンしない,と言う事なのです.これは前述の "スルー理論" の基にある事象です.
- したがって,客側は自ら
(1) 外に出,
(2) 車両を探し,
(3) 車両を停め,or 停まった場所へ移動し,
(4) スタッフに免罪符を以てアピールをし,
(5) そして裁きを受ける
と言うこの営みを,送迎車両に拾われるまで,繰り返しやり続ける必要があります. - 「人事尽くして天命を待つ」とは,まさにこの事です.
- 番号札は残念ながら,順番ではありません.
理由は上述の賄いきれない車両サイズであること,このから想像できると思います. - 車,特に車内,は信じられないですが,汚いことがあります.
変に凹んだりすることないよう,心の準備をしておくこと,お勧めします.もしあなたがココロツヨイヒトでしたら掃除をし直させるのはアリだとは思います*1.
こんなところでしょうか.
レンタカーの手配をこちらでされた方,もしこれを見て参考にしていただければ幸いです.
スカイレンタカー大分空港営業所さん,どうにかならないものですかね.
レンタカーを予約で使用したシステムの個体差あってのことかもしれませんが,それでもそこで交わされるメール文中にでもくらい,案内を書いておけば良いのに.どうせテンプレなんでしょうから.
正直,この時起こった事,今思い出しただけでも嫌な気分になります.
今時ここまでの "安かろう悪かろう" が未だ存在するものなのですね.
観光『国東半島芸術祭 - 岐部プロジェクト』
当初,空港からホテルのチェックインのタイミングまで,国東半島を,もうイベント自身は終わっているけど芸術祭のポイントを繋ぐ感じで,グルッと大きく一周しようと計画してたのですが,この天気.
この頃,願いに反して雨は勢いは増すばかり.
これまでの旅行はと言うと,何だかんだで天気に恵まれてきたこともあり,故,この天候には完全にヤラレて結構に気が弱くなる.
そんな雰囲気も相まって,こんな感じだと,期待していたオーシャンビューなんてもんはないだろうから...,とまで思い始め,このプラン自体下げようか検討したのですが,代替案あってもこの天候じゃ楽しめるようなものはないんじゃ?,と言う感じで一周して「せっかくだし」と決行することに.
向かったのは,国東半島芸術祭の『岐部プロジェクト』.
"教会" を目印に.で,それがコレ.
「○○教会」見たく名前があるのかと思ったら,どうやらそうではなく."記念聖堂" らしいです.と言うことで目指していたのは『ペトロ・カスイ・岐部記念公園』らしく. で更に,メインのオブジェはこの公園の裏山*2の上にあるらしく,雨で足元が悪いので気力が...,とギリギリまで躊躇.
でもここは,「せっかくだし」と言う気持ちが勝って向かう事に.
『説教壇』だとか.
あぁ,天気が良かったらどんなに良かったでしょう.
雨,恨めしい限り.
そんな中,ここは行って良かったと思いました.
お昼ごはん『レストラン美浜@道の駅くにみ』
幾つかの選択候補で迷っていたのですが,タイミング的にちょうど良かったと言うのがキッカケ.
道の駅では,生産者ごとに色々なミカンが軒下に並べられていました.しかも,試食できる.それぞれ気になるミカンを 1 個手にし,レストランへ.写真撮っておくんだった.
こちらへは『たこ飯』というものを食べてみたくて来たので,『たこ飯御膳』を.
そして大分のハモ料理ってのも気にはなっていて,ちょうどメニュー推しであったので『ハモの湯引き』を頼んでみることに.
注文を入れ,さっきのミカンを食べて待ちます.
ミカン,自分好みで酸っぱくて美味しかったです.せっかくだから,生産者の方をちゃんとチェックしておくのだった.
しばらくしてハモの湯引き,続いてたこ飯御膳がいらっしゃいました.
たこ飯御膳は,名の通りご飯とどの鉢もたこを使っての料理の様子.みそ汁くらいですかね,たこ関係ないの.
たこ飯自体は,なんでしょう.うーん普通(笑.いかにもドライブインでの飯,って感じ.見た感じ,特にお米の状態とか見ると,やっぱり店頭で売っているたこ飯の素を使っているんだろうな,それ使って業務用の大きな電気釜なんかでワシっワシっと作っている感じ,なんて話しながら.
たこ飯のたこは,写真で見られるような太い足より,それ以外の細かく刻まれた部位の方が良い感じで味が染みていて,食感も良く美味しく感じました.
ハモの湯引きの方は,思った通りのあっさり感.添えられてきたものは,酢味噌でいいかと.もしかしたら酸味の方は,酢じゃなく柑橘系の地のモノを使ってるのかも?
ごちそうさまでした.
観光『国東半島芸術祭 - 香々地/並石/成仏プロジェクト』
国東半島芸術祭のプロジェクト巡り,ここから一気に行きます.
まずは『香々地プロジェクト』.
長崎鼻とかって行くのですが,まぁ走れば走るほど雨脚が激しくなって来る.思わずシニカルに大笑いするしかないくらい.
ここは内容的にも興味無いこともあり,中から「あれなの?」的に確認した感じ通り過ぎてきました.もちろん,写真も撮る気なし.
ちなみに,オノ・ヨーコという方が芸術家,アーティストという冠がつけられることに違和感を覚える派.
次が『並石プロジェクト』.
こちらも作品自体には全く興味が湧かなかったのですが,ダムがあって,湖畔とか天気良かったら気持ち良いだろうな,と思った途端,この天気にアタマ来てこれも車内から.写真とかも撮るモチベーションは完全に失せております.
ガラスで作った塔があるらしいです.
そして『成仏プロジェクト』.これが今回の国東半島巡りの最終ポイントになるのですが,個人的にこれが最も興味があったもの.ここに向かう時には,雨脚が弱まる事を願いながら車を走らせてました.
その願いが通じてか(笑,雨は動機づけられるだけの弱さになってくれたので,車を止めて傘を片手に向かいました.
実はここ勝手が知らなくて,出来る限り車で近くまで行こうとしたら,すんごい道を走って引き返すことになりました(笑.今回の旅行での運転で一番ビビったポイント.
で,作品の様子がこれ.
『Hundread Life Houses』と言うものだそう.
曰く「やっとアート鑑賞したって感じ」.確かに.
お仏さんも見てみたかったけど,天気の状態に加えトイレに行きたかったのが勝って,すぐ離れることに.
ここで大分市内へ移動しつつ,晩ご飯の相談をします.
途中,『道の駅 くにさき』の『銀たちの郷』により道をして,我慢できなくて『たこの塩辛』を買う."塩辛" にはどうしても弱い(笑.あとクロメも気になっていたので一緒に『きざみくろめ』も.
なんか外観の雰囲気から,もっと地味だと思ったら(笑,色々売っていて楽しかったです.
『ダイワロイネットホテル大分』
04:30 pm 頃,大分市内はホテルへ着.
大分空港道路のお陰で,思ったよりスムーズに移動できた.
今回利用したところは『ダイワロイネットホテル大分』ってとこ.
ごく普通のビジネスホテル以上シティーホテル未満って感じかと思うのですが,綺麗でとても快適でしたよ.
チェックイン時には,紅茶とかコーヒーを好きなのチョイス出来たり,女性は何かキャンペーンとかで,髪留めから入浴剤といったレベルまでのアメニティを色々と選んでた.
手続き終わるのを待ちながらフラフラしてたらロビーカウンターの端っこの方にそっと Booking.com や TripAdvisor の盾が置いてあった.評判は良いのかも.個人的には,ああいった盾をこれ見よがしに置くようなことしないところも,印象が良い感じ.
広かったし,すべてが揃っている感じ.
つかこう言った "至れり尽くせり" な所利用したの,すんごい久しぶりな気がする(笑
晩ご飯『かみ風船 中央町店』
で,晩ご飯はこちらに.
いつもすぐ席イッパイになる人気店らしいのと,旬のものは遅い時間だとあり付けないことがある,と言うのを聞いていたので,車で移動中に席を席の状況を確認,逃したくなかったのもあってその場で予約をとることに.
本当はもっと遅い時間で予約していたけど,大分空港道路のおかげで移動がスムーズにいったのもあり「せっかくだから」で,入店を早めてもらう相談をしたら快く受け入れて頂いた.
と言うことで,開店ほぼ同時の時刻に入店.
予約の際 "狭い席" と言われていたらしく,ある程度の気持ちの準備はしていたのですが,実際通された席が半二階な感じのお座敷.いやいや何かかえって良いではありませんか,な感じ.
ほい,『関サバの刺身』.980 円.
そして,『とり天』.580 円.これも税抜きね.
この辺りで飲み物を変えます. 九州なので焼酎にトライしてみましょうと.
焼酎は実のところ苦手だったりして,その分リテラシーは無いに等しく.適当に,お勧めにあった『むらさき赤兎馬』ってやつを.大分ではなく鹿児島ですが.
"四合" と書いてあったので,そんな態で構えていたら,ボトルできたですよ.こりゃぁいい.今晩中で飲み干しますよん,と(笑.これで 2,908 円.
まだまだ行きましょうと,『豊後牛としいたけの串焼き』,どん.
これ 1 串,880 円.
そして『カボスブリの刺身』を追加.580 円.
このお皿が来た時,その鮮やかな桜色にテンション上がって,思わず声が上げる.かぼすブリは,この色が特徴みたいですね.
食味については、歯ごたえがよく、さっぱりしていて、風味がよい.
via. かぼすブリ - Wikipedia
うん,確かに.
そしてこれも大分に来て食べてみたかった食べ物,クロメ.ということで『クロメの吸い物』.
ということで,ごちそうさまです.いただきました.
とっても満足.
大分の郷土料理は本当にここで満喫できます.
あとメニューが多い,っていうのもやっぱり楽しいですね.
勿論,焼酎は一本空けましたよ(笑 はじめて焼酎って美味しいと思いました.ちょっと勉強してみようかと思いました.
と,そんなこんなで 1 日目はおしまいです.
明日の朝は,ホテル内の 1 階に入っている居酒屋? レストラン『さかなや道場』でごはんです.