西伊豆 土肥温泉@2013.12 2日目

2 日目。

この日の朝はゆっくり、遅い時間に起きる。

車使って慌ただしく過ごす程でもないし、それは明日帰りながらで十分かも、と言う事で本日は、周辺を歩いて散策することに。

この決定に、朝から呑める事を想像し、思わず声を出して笑っている自分。正直、自分でそんな自分に驚いた(笑

朝、風呂に入る。
今回は、昨日とは違う方に。
じゃっかんではあるけど、大きい。
両者とも、あまり変わらないので、この辺りは省略。

あ、海岸は見えましたよ。
けど、浴槽に浸かりながらは高さ的に見えず、浴槽から出なくてはならない...

だから熱くて火照りをとるのに、浴槽から身体出して浴槽淵に腰かけて眺める、と言う感じでしょうか。

今朝は曇り。

お昼ご飯

何だかんだで正午。

昨晩の余った素材から、ボンゴレ・ロッソに。
調理中に、ちょっとしたキッカケから「そうだ今晩もパエリヤにしよー」となって、トマト缶の分量で悶絶したけんだけど、良く考えればビアンコでも良かったじゃん、後で気づくorz

今回、「良く使うよ」と言う事聞いて、トマトの量、もーちょっと欲しい感があったので、昆布だしを使ってみた。

そう、トマトは旨み成分の一つであるグルタミン酸を豊富に含んでいる事は良く知られているところ。
トマトの量、決して少ないと言うわけではないのですが、もうチョイあるといいな、と。
色は仕方ないとして、旨みは、トマトで感じた "もうちょっと" の分を、こちらは和食のグルタミン酸の雄である昆布ちゃんの力でごかましてみようをお借りしようと。
これが今回の計算式。

勿論きちんと比較はできませんでしたが、結構良いように思いました。

個人的には、やぱり唐辛子、ちょっとでも使うんだったな、と。自分独りだと何時も入れる*1のですが、何か一応心配になって止めてしまった(笑

トマトソースの調整に、昆布だし、結構使えます。
もちろん、トマトがたっぷりあれば、全部それで済ますのが一番良いのですが。
台所には必ずあるようなものですので、最終手段的対処療法としていいんじゃないでしょうか。

画はこちらも特に変わったもんでもないので、撮ることなく。

そんな感じで、ごちとうさまをし後片付け済ませて外出の支度。

旅人岬

まずは、一番距離がある '旅人岬' なる所へ向かうことに。

googlemap では、徒歩 20 分位とありましたが、結構早く着いたような。
途中寄り道しながら、というのもあったりするのかもしれませんが。

確かに天気が良いと、夕日がきれいなのでしょうね。
今日はずっと曇りみたい(笑

スーパーで買い出し

旅人岬を離れ、今度は個人商店な感じの酒屋さんに。

'金刺商店'。 何の当てもなく入る。

入ると、おばちゃんがわらわらと 2 人出て来て(笑
もちろん、先客なし。ウチラだけなのに...

枇杷(びわ)のリキュールとかワインを推してたけど、甘い感じのお酒なので自分はパス。
お店の方のロックオン感に何か悪いような気がしたので(笑、店を出る口実程度に '伊豆の国ビール' ってやつを買ってお店を後に。

缶で、315 円。

今思えば、写真に撮っておくんだった。
味、細かい事は覚えてませんorz ピルスナー系でした。
後で調べたら、バイツェンもあるのね...お店に有ったのかな?

次に、
今晩の素材を調達に、街唯一らしいスーパーへ。'フードストア あおき 土肥店'。
困ったのが、ばら売りがなくて...(笑
ニンニクとかタマネギ、そして魚介では小ぶりのイカ、あさりが安くなっていた上、量もちょうど良かったのでゲット。勿論、酒も補充 ;p

スーパーからの帰り道、お店の前に飾られているメニューで、食材でイズシカ推しのお店があってちょっと気になる。
イズシカ丼とかは有り得るとしても、イズシカ寿司って...

土肥大藪直売所

旅人岬へ向かう途中、
気になってマークしていたお店のひとつである '伊豆漁業協同組合 土肥大藪直売所' が在ることを知って寄ってみる。
と言うのも、先の昼食調理中「そうだ今晩もパエリヤにしよー」と言うキッカケがココにあったりする。

伊勢海老。
せっかくだし、地のモノで売りのやつを、と。

大きめの子を 1 尾頂いて行く。

そしてこれも行きで寄ってった時に気になっていた、'金目鯛のオリーブ漬け' を併せて購入。
パスタにしたら、んまそ、と言うことで。

干物屋さん

こちらも行く時に、
店先で、置き台の上に並べられたイカやカマス達が天日干しされている風景が何か良いな、と感じた事で気になって、 宿に戻る中、もう一度前を通って、実際近くで見るとこれまた美味しそうで。

立ち寄ってみることに。

朝は何時からやるのかを教えて頂き、店を後に。
明日の朝、帰る時寄って行くことに。

イカが天日干しされている、その風景は結構壮観だったりします。
と言うか、VJ 素材っぽく(笑、見ているとトランス感が刺激されるような。

地産物 直売所

さらに歩いていると、花時計がある松原公園近く、道を挟んだところに小さい小屋と言う感じの直売所があったので、立ち寄る。
'土肥特産市 ありがとう' と言う所らしいです。
店内の雰囲気から手作り感が見て取れて、それぞれ簡単なビニール包装に、ラベルには作った方々の名前がはいっている感じ。

入ると、地元の方でしょう、客さんのお婆ちゃんが「この時間なると、殆ど無くなっちゃうわねぇ...」みたいな遣り取りが耳に入ってくる。

この辺りで採れたであろう野菜や山菜は勿論、お弁当から漬物、小物まで色々あるみたいです。
確かに、その時点では少なくなっていますが、やはりこう言うのは見ているだけでも楽しい。

今回、ここでは何も購入せず。

土肥金山

「金山見たい」と言われ、最初言われている意味分からなくて「???」...

そしたら、てっきり単にデカイだけのドライブインだと思っていた所がその場所でした。
金山なんてあるのね、と初めて認識する。
そう言えば、と、宿の方が仰ってらした、おっきな金あってどこそこの社長さんがたいそう喜んでとかどうのと、って一番嫌な感じのストーリーだな思って話聞いていなかったのが、これかと知ったのです。

こう言うのってほんっと興味ないんですよね(笑、むしろ嫌いと言っても(笑

'土肥金山'

さっきの酒屋さん辺りで見たお酒、ここでも売っているらしいからお土産屋さんだけでも見て行きたい、言うので寄ることに。

店内。
もうアイテムが金色ばっか...もーこーゆーのいや(笑

とぷらぷらしていたら、
お店は、思った以上金に絡むもの以外も色々あるようで、結構興味深く楽しかったりします。

そしたら、'' なるアイテムを発見。購入(笑。
この手のは弱いんだな...

感想。「寄って良かった」と(笑
何気に自分の方が楽しんだり :p

晩ご飯

明日朝のチェックアウト準備の事を考え、今日は早めの晩ご飯を摂りましょう、と。
宿へ戻るなり早速準備に入ることに。

伊勢海老を捌く。 この歳になって "初体験" なるイベントがあるとはwww
思えば、自分の意志で伊勢海老を買う、というのも初めてだったりするような。

まず、
弱らせるために、普通の水道水のお風呂の中に入れる。
暴れる暴れるwww。むしろこっちが怖気ついていたり :p

落ち着いたかなぁ、と思って手を掛けると勢いよく動き出し、ビビッて、しばし待つ ... そーっと、ピシャッピシャッ! 待つ。...を繰り返すこと数回。

正直、待ちきれなくなってきたと言うのが理由で、捌き方頭に叩き込んで一気に行くことに。

伊勢海老さん。
グワシと掴み、まな板へ運び、仰向けにする。
脚もいっしょに掴み頭をガッチリ押さえて、人間で言うミゾオチ辺りに包丁の先を入れ、グリッとなぞる。
終わったら、包丁置いて、尻尾部分を鷲掴みしてグリッと捩じり回し、...引っこ抜く。

以上。

ちょっと怖かった(笑

そういえば、
貝類以外で、生きている食材を自分の手で殺めると言う経験も初めてかも、と思う。
有り難く、頂きます、と言う気持ち。

あとは、いつも通り。
スープ作る鍋で伊勢海老とアサリ、最後にちょこっとイカを軽く炒め、味噌付いたままの海老ちゃんの頭以外取り出す。
そこに不要な野菜の部分とかニンニク数片とかを放り込んで、一緒に白ワイン、それから水で炊きパエリア用ブイヨンをとる。
良い感じになってきたら、濾してスープのみをとり、さらに絞り出し(笑、炙って乾燥させたサフランをグリグリしてポイ。

パンでは、ニンニク炒めて香り出し、それに米炒めて、トマトどん。

スープに色が良い感じで移ったら、塩で味調整してパンへジャバっ。
自分の場合スープは基本、米の 1.2-3 倍にしている。あとは、お米の硬さを見ながら。

done !

幸運なことに、今回のパエリヤは、今までで一番だった気がしてます。自画自賛 :p
伊勢海老なんて、大そうな素材使っただけに、一安心。

あと米の加減が丁度よかったのも嬉しい。
あれね。あまりスープの基本分量に囚われず、味見しながら、好みに向かっての後からの調整、むしろ積極的にやった方が上手く行くのかもしれません。そんな大らかな感じの方が良いみたいです。 日本の炊飯の感覚だと、つい、どうしてもガチガチに決めちゃいたくなりますが。

あと、シュトレンというものを頂いた。
料理としては知っていたけど、初めて食べた。
先にも書いた通り、基本甘い系統苦手なので、シュトレンなんて食べること以前に、選択肢にすら上がらないのですが、それはお酒に合うように、と甘くならないよう作った、とのこと。もちろん、ヴォジュアル的な特徴のひとつである、アノ、上に掛かっている砂糖もない。
しかもちゃんと、作ってから数日? 何週間か経っているらしく、いい感じで味が落ち着いて来ているはず、とな。
確かに、でありまして、酒飲みながら摘まんでいたら、そのうちに全部食べてしまいました(笑
今思えばこれも写真撮っとくんだったなぁ。

と言う事でごちそうさま。

ちなみに、こちらの宿のウリのひとつでもある、部屋からのサンセットビュー。
これを見たいらしく、これも早めに部屋へ戻った理由のひとつだったりもするのですが、丁度晩ご飯の調理中に見られると楽しみにしていたようなのですが、...その日の雲は一日中張っていて見れませんでした。残念。
昨日は綺麗だったろうにねぇ。

ほい、2 日目おしまい。

そしてこの日も...次の朝、驚愕の事実が発覚。


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*0: しかもアラビアータか言うくらいガッチリ効かせていたりする。勿論、この時はそこまでの量は考えてませんが。